もしこのまま幸運なら、私は今年2020年に80歳の誕生日を迎えることになります。それは私が最初に日本に来て58年、市民権を得てからは25年になるということです。
旅の中で出会った昔のお年寄りたち祖父母たちはもう、いなくなってしまいました。その時に出会った多くの子ども達は今や、お爺ちゃんお婆ちゃんと孫から呼ばれる世代です。そうやって何十年にもわたり、この国の変化を見てきたのです。
世代が進み、技術が進み、Webとデジタルが進むにつれて、かえって世代の繋がりが途切れがちになっているようにも感じます。インターネットが祝福から呪縛に変化しかねないと心配でもあります。
子ども達が自然の、無垢な不思議や、素朴な美しさにも無関心になっているように感じるのも心配なことです。
戦争を望まないことはもちろん、平和な暮らしを続けたいという当たり前の願いは最も大切な事です。
大きな災害、大きな自然に向き合うからこそ、私たちはつながり合い、自然の多様性を守り、人間の多様性を高めるために、生きる刻を共にして活動しなければならないと思うのです。
やがて来る震災から10年へ、生きる刻を共に歩き始めましょう。
Peace On Earth(地には平和を)
C.W.ニコル
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ニコルさんからいただいたのは昨年とほぼ同じ形での開催メッセージなのですが、とてもスケールが大きく、人が生きる時間と環境と共に、私たちが生きていく本質に寄り添う内容をふまえ今年のものとして、あらためていただきました。
ニコルさんは、毎年の追悼の刻に、黙祷のご発声をいただく我らが長老です。半生をかけて長野・黒姫の森を再生し、この私たちの愛すべき島国で自然と向き合っていく在り方を示していただいているように感じています。
今年もニコルさんもご参加いただいてのピースオンアース震災9周年のセレモニーを開催します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
■■ 開催概要(詳細確認中) ■■■■■
「311未来へのつどい Peace On Earth」
3月11日(水)12時―17時(予定)
日比谷公園 アースガーデン“灯”内 参加費:無料 雨天決行
主催:311東日本大震災 市民のつどい
共催:アースガーデン、土と平和の祭典、
事務局:アースガーデン:info@earth-garden.jp
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今年も開催が平日となるため、出展募集は予定していません。
もし何かしらの意味や企画の元でご参加を希望される場合はご連絡下さい