東北福島の未来、エネルギーと原子力発電の今、そしてアースデイ地球の日にもつながっていく世代を超えた対話が広がります

311未来へのつどい ピースオンアースは、音楽ライブなどと共に、東北各地の皆さんや自然エネルギーの推進に努力するキーマンとの対話/ダイアローグにも注力してきました。

そんな中で今回は、震災から12年を迎える中で改めて福島第一原発の今を知る対話、そして次世代と共に地球の未来の希望を広げるアピールが広がります

■”廃炉”という選択の難しさ、12年経ってなお困難な登山を前に準備運動をしているような福島第一原発の廃炉作業現場

ダイアローグ:ジョー横溝 × 佐藤タイジ <16時より>

「取材を続けてきた福島第一原発の現地から」

WEBメディア「君二問フ」主宰のジョー横溝さんは、震災以来これまでほぼ毎年、福島第一原発の廃炉作業現場に入っての取材を続けています。

「取材を続ける理由はチェックです。実際に東電の現場の皆さんは一生懸命やってらっしゃると思いますが、それでも長年の未知で困難な作業の情報とその確認は大切です。メディアや市民の監視の目は必要だし、現地に通っているからこそできる厳しい質問と、現地だから見える東電や原発の姿があると思っています。」

最初の数年は、防護服とマスクが当たり前の環境だったそうですが、年数が経つなかで、原発構内の汚染は緩和され、原発構内の95%ほどで防護服なしの軽装備でいられるほどになったり、原子力建屋の近くでも線量が低くなり、廃炉作業への準備に関しては進捗を感じるそうです。
とはいえ、廃炉の本丸と言えるデブリの取り出しに関しては、事故を起こした原子力建屋の周辺の片付が進んだものの、事故を起こした原子力建屋内の元々の放射線の強さ、海沿いの風の強さ、さらにこの数年はコロナ禍の影響などで停滞感が大きく、他と比較して進んでいる2号機でさえ、原子炉内に溶け出した燃料デブリの取り出しに関しては耳かき程度の量を取り出したに過ぎずまだ試験的な段階だと言います。

さらに今年には放出がおこなわれる予定の汚染水の問題がありますが、これも周辺漁業民は反対を続けており、曖昧なまま事態が進んでいて不安を感じると言います。

「12年経ってなお、困難な登山を前に準備運動をしているような段階と感じます」

と彼が言う、福島第一原発の廃炉作業現場の実際と、その”廃炉”という選択の難しさを、ジョー横溝さんとミュージシャン佐藤タイジさんと共に深めるダイアローグにご期待ください。

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■アースデイ東京2023開催発表「アースデイトーク&ブース」を実施

アースデイ東京の実行委員でもあるアースガーデンが、2012年以降毎年続けてきた「311未来へのつどい ピースオンアース」。誰もが参加できる追悼と未来への市民とアーティストの集いを続けてきました。

社会的にも一人ひとりの心からも震災の記憶が徐々に風化していく状況に抗うように、毎年3月11日14時46分に追悼の時間を設け、その前後でトークやライブ、震災復興に関わる団体などのによる出店などを企画し続けています。

  • ■当日参加予定メンバー
  • Yae(半農半歌手)
  • 菊地泰基(Fease 代表)
  • mocomoco(株式会社moco Earth代表取締役)
  • 岩間有希(アーティスト)
  • 潮崎真惟子(フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長)
  • 常田英一郎(一般社団法人プロギングジャパン 代表理事)
  • 坂井田恵利(アーシングマーケット代表)
  • 上野我唯(アースデイ東京ユース代表)
  • 宇佐原嘉晃(アースデイ東京ユース/未来守代表)
  • 山本乃々佳(アースデイ東京ユース)
  • ハッタケンタロー(アースデイヒーローズ)
  • 秋元真理子(アースデイ東京理事)
  • 小田穂(アースデイ東京事務局)
  • 河野竜二(アースデイ東京事務局長 )

今回のピースオンアースでは、ステージ出演と司会でも参加するYaeさんと共に、10代から20代の多数のユースを含むメンバーで、ブースでのアピール、岩間有希シルクスクリーンTシャツワークショップ、さらにトークプログラムへの参加なども予定しています

▶︎トークプログラム(12:50〜)
アースデイ東京2023の開催概要について、事務局長の河野、アースデイ東京2023実行委員、アースデイ東京ユースのメンバーが壇上に上がります。代々木公園や宮下公園で行われるフェスティバルに加え、フェアトレードキャンペーンやプロギング・アーシングといった今話題のサステナブルアクション、Z世代を中心にした次世代を巻き込み全国で広がっているアースデイユースの取り組みなど、今年の見どころをご紹介します。

▶︎ブース(12:00〜)
ブース概要〜トルコ・シリア難民支援展示、シルクスクリーンTシャツワークショップ〜

トルコ・シリアの難民支援をおこなっている団体「fease」の代表菊地泰基さんによる現地のリアルな状況をお伝えする交流や、難民の方の雇用につながるクラウドファンディングのご紹介、募金活動を行います。また、今注目のアーティスト「岩間有希(イワマユウキ)」さんによるシルクスクリーンTシャツワークショップを実施します。

●岩間有希シルクスクリーンTシャツワークショップ
各自持参のTシャツに、岩間さんが書き下ろしたアースデイオリジナルデザインを印刷しアースデイ東京2023オフィシャルTシャツを完成させます。
・参加費: 500円
・時間:10-15分
・持ち物 :着なくなったTシャツをご持参ください。